★あらすじ
1984年、イギリス北東部の貧しい炭坑町。
11歳のビリーは炭坑労働者の父親と兄トニー、祖母と暮らしていた。
母親をなくしたばかりの家庭は、炭坑ストの激化により閉塞感を増している。
そんな中、ビリーは偶然出会ったバレエに魅せられ、のめり込んでいく。
バレエ教室の先生は彼の素質を見込んで熱心に教え始めるが、
それを知った父は猛反対し・・・
★REVIEW
この映画は、バレエダンサーになりたい少年の葛藤を描く素朴な物語です。
バレエは男のすることではないという固定観念に縛られ、なかなか主人公ビリーに理解を示せない父親の反対や、ストによる窮乏など、ビリーは次々と甘くない現実を突きつけられる。それでも諦めずに努力するひたむきな姿が、やがて周りの人々の心を動かし、ビリーの未来を動かしていきます。
私が何より好きなのは、登場人物達に対するビリーの視線の優しさです。
この映画の最大の魅力は、映画全体に溢れる庶民の強さと暖かさだと思う。
わぁっと感動しつつ、優しい気持ちになれる映画。
また頑張ろうって思えます。
ふんだんに使われた80年代の音楽も良いです。
バレエには全く興味が無くてもすんなり見ることができるので、ぜひぜひ!
絶対おすすめ!!
★おまけ(映画そのものとはあんまり関係なし)
映画のラストシーンには、バレエダンサーとして成長したビリーが登場する。
コテコテ白タイツの男の人が見たくなくて(ごめんなさい・・)バレエは食わず嫌いをしてたんだけど、
そのラストシーンのダンスが衝撃的だったことから、生まれて初めて劇場にバレエを見に行きました!
リトルダンサーに用いられた『白鳥の湖』は、本来ならば女性が受け持つ白鳥役を全て男性ダンサーが踊る新演出の作品で、25歳のビリー役として映画に特別出演したアダム・クーパー(熊川哲也とロイヤル・バレエ団の同期)がトリプルキャストとして参加していた。
残念ながら私は彼の回にはあたらなかったし、
正直言ってよく分からない所も多々あったけど、素人なりに感動して帰ってきたよ。
バレエダンサーはまるでスポーツ選手で、見てるのはクラシックバレエなのにスポーツ観戦をしているような気分になる事さえありました。
人間ってきれいだな〜っと、素直に思えた不思議な時間だったよ。
バレエに限らずだけど、たまにはクラシックもオススメです☆☆
ちょっと踏み込んでみると面白いかも。
機会があったらまた行きたいな。
アダム・クーパー
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